お薦めの畳表
☆ 備後 手織り中継ぎ表:希少価値のある畳表です。高価ですがその価値のある畳表です。
☆ 新品種 涼風:熊本県産の畳表です。2017年より入荷しました。
☆ 熊本県産 長髭表:在来種のイグサで織った畳表です。
畳表の種類
畳表には畳表を織る時、経糸に麻糸を使用したものと、綿糸を使用した物に分けられます。
大正時代に動力織機が作られてから、経糸に綿糸を使った畳表が織られるようになりました。麻糸を使用した畳表の方が、イ草をたくさん打ち込むことができるので、綿糸の畳表に比べると丈夫で長持ちします。その代わり、値段も割高になります。
近年中国産の畳表が増えてきました。国産表より安価です。
上左の写真は流備表です。表の一目が普通の畳表の二倍から三倍広く、左側が大目(約4.5㎝)、右は小目(約3㎝)です。枯らしたイ草で織っているので、最初から茶色です。今では床の間に使われますが、元来は格の低い表で、廊下などに使われてました。
上右の写真は普通の畳表(諸目表)です。現在ではほとんどが引き通し表ですが、昔ながらの中継ぎ表もあります。手織りの畳表の四配表や六配表もありますが、超高級品です。
上の写真は備後表の六配表です。手織り表の技術保持者、来山さんに織って頂きました。
左側の写真が表側です。右側の写真が裏側です。
イグサの穂先部分のヒゲは裏側に抜き、イグサの根元部分は外側になります。イグサの真ん中の部分だけを使いますので、丈夫で綺麗な畳表になります。畳表の経糸も通常の倍以上の太さの麻糸を使って、多くのイグサを打ち込みます。裏側の写真のヒゲ部分は毟り取り、経糸は結び直しして使います。
イ草ではありませんが、琉球表とか青表と言われる目積表(畳表一目に一本の縦糸で織られている)も在ります。ムシロ織りですが、イ草の表と比べて丈夫です。近年イ草で目積織りの畳表が作られるようになりましたが、これは琉球表ではありません。
これがイ草の目積表です。
市松模様の畳表です。